『犬も歩けば…』-この項の序に変えて-

Last-modified: Sat, 17 Jul 2010 11:47:52 JST (2951d)

 ヴィーンの街をぶらぶら歩いていると、『犬も歩けば棒に当たる』ということわざが良く実感できる。主としては音楽に関係のある史跡などを訪ね歩いたのだが、ことわざ通り目的もなしにぶらぶらしていても、特に1区と呼ばれる旧市街では、壁面などにパネルが掲げられている建物を良く見掛けた。

 多くの場合は赤白で縦長のオーストリア国旗が目印として一緒にぶら下がっていて、パネルにはその建物がヴィーンにとってどんな歴史的意味を持っているのかなどが説明されているのだが、当然ながらドイツ語で書かれているし(こんな場合に英語が使われていた例はない)、例えば有名な『フィガロハウス』(後述)のように、「この家にモーツァルトが住んでいた」のなら紛れはないのだが、「以前ここにあった建物に…」とか、「○○があったのはこの辺り」となると曖昧でややこしい。

 国旗があったりなかったりするのは主としてその史跡などの重要度と関係があるらしいのだが、パネルを掲げた人や団体、あるいは史実の信頼性にもよるらしい。まあ、そのあたりはあまり深く追求しないのがオーストリアの国民性だということにして、思いつくままに私流の「ぶらりヴィーン」を始めることにしよう。