ある出会い -5.11

Last-modified: Tue, 05 Feb 2008 14:57:37 JST (3963d)

 10度18度、やや風が冷たく曇り。午後は雷雨があるかも知れないとのことだった。テレビのWetterpanorama(天候状況)を見ていると、何度も登ったシュラートミングのプラナイ山なども日に日に雪が溶けて、地肌が現れてくる様子がよく判る。Schwedenplatz までU4で行き、シュテファンの北にあたる部分を中心に歩いた。見当たらぬものもあり、拾い物もありだが、1区に関してはかなりのところを歩いたことになり、後は落ち穂拾いといったところか。

 ジンガーシュトラーセで、ベルギー人に英語で話しかけられた。シュテファン寺院の良く見える位置で、「あれがシュテファンだ、素晴らしい教会だ」と言う。私がリュックを背負っていたので、自分と同じ旅行者だと思ったのだろう。「Ich meine auch.」と答えたら、「フランス語が話せるか」と聞くから「Nein!」と答えると、「アメリカ人か?」と聞く。「日本人だ、去年の6月からヴィーンに住んでいる」と言ったら、なんだ、ここの人間かというような顔をして、「あなたはドイツ語が上手だ、さようなら」と言って行ってしまった。

 誰でもいいから捉まえて、シュテファン寺院の素晴らしさを共感したかったのだろう。アメリカ人かと聞かれたのは生まれて初めてだ。フランス語族が英語で、日本語族がドイツ語で会話するという、面白い体験をした。

 ケルントナーの自動両替所で初めて1万円を両替したら、1123シリング出て来た。いくらか儲けたような気分だ。6時半に帰宅、今日の収穫をチェックする。街を歩いているとヴィーンにいるのだという実感が湧くが、昨日のように一日家にいて米の飯を食べていると、それを忘れてしまう。後一月半、日々を大切にしたい。