アウシュヴィッツ解放50年 -1. 27

Last-modified: Tue, 20 Jul 2010 11:25:24 JST (2833d)

 10時15分から第2テレビで、アウシュヴィッツ解放50年記念の式典が中継された。1979年に文部省の教員長期派遣で訪れたところなので大変懐かしい。参加者たちは徒歩で、「Arbeit macht Frei」と書かれたアウシュヴィッツ収容所の正門を入り、銃殺刑場の所でワレサ大統領が挨拶して献花、続いてビルケナウの、各国の国旗が立ち並ぶ墓標の前で式典が行われた。

 時折雪が舞う中で、幾つかの宗派の宗教者たちのミサの後、関係者の弔辞が述べられたが、同時通訳の女性が途中で声を詰まらせる場面もある内容で、特に駐オーストリア大使は朝もテレビに出ていたが、自身が抑留の体験者のようで、熱の籠った話しぶりだった。

 最後はワレサ大統領が締め括り、各国からの参加者代表がそれぞれの母国語で書かれた各国の墓標の前に立ち、儀仗兵が献花し、一般の参加者がローソクを供えた。有名なビルケナウの駅に向かう線路の上にも、沢山のローソクが灯され、各国の代表が記念帳にサインして終わった。オランダの女王の顔も見えた。

 日本にとっても戦後50年の記念の年に当たるわけだが、戦後40年を迎えた時のドイツの(当時は西ドイツの)ヴァイツゼッカー大統領のような、世界の歴史に残る演説の出来る政治家が日本にも居るのだろうか。