コンツェルトハウス

Last-modified: Sat, 17 Jul 2010 14:44:12 JST (2837d)

 コンツェルトハウスムジークフェラインと共にヴィーンを代表する演奏会場で、こちらはヴィーン交響楽団の本拠である。世界的な有名度としてはムジークフェラインに劣るものの、演奏会場としての雰囲気はむしろこちらの方がゆったりした感じだと言えるかも知れない。

 この建物の中には、1800人収容の大ホールの他に、700人収容のモーツァルトザール、300人収容のシューベルトザールがあり、また、演奏会場として使われる回数が少ない為にあまり知られてはいないが、音楽教室よりも少し大きい程度のシェーンベルクザールというのもある。さらに、アカデミー劇場という演劇専門の国立劇場も同じ敷地の中にある。

 大ホールはムジークフェラインの大ホールと隔年で5月の国際音楽祭の主会場として使われ、私がいた1995年はこちらが主会場になっていた。モーツァルトザールはムジークフェラインのブラームスザールと同じくらいの大きさで、小規模な室内オケや室内楽には手頃で良く使われる。

 シューベルトザールも室内楽で良く使われるが、5、6、9、10月の期間、毎金曜日にはヴィーン少年合唱団の演奏会がここで行われていることでも有名である。シェーンベルクザールで私が経験したのは、ヴォーカルアンサンブルによる、モンテヴェルディのマドリガルの演奏を記録した映画だった。

 ムジークフェラインコンツェルトハウスは、直線距離では300mばかりで近いのだが、コンツェルトハウスに行くのは、U4の市立公園駅で降りてカールスプラッツ方面に歩く方が分かり易くて便利である。通りを隔てて向かいにベートーヴェン広場があり、その中央にはかなり大きなベートーヴェンの座像がある。

 これらのホールで聴いた演奏会の様子は、「ヴィーン日記抄」で触れる。