不孝な息子 -5.21

Last-modified: Tue, 20 Jul 2010 12:26:50 JST (3011d)

 芳明から電話、母が逝ったと。覚悟してヴィーンに帰っては来たのだが、6月の帰国まで持ち堪えて欲しいという願いも無論捨て切れなかった。大往生だったと十美子は言う。一時帰国の時あれだけはっきりと対話ができたのが嘘のような気がする。

 若い頃は病気がちで、床に臥せっているのを見ることの多かった母にしては、良く今まで長らえていてくれたと思う。私のヴィーン滞在中に、孫の和樹が誕生し、母が逝った。これが人生なのだろう。葬儀にも参加できない不孝な息子だが、母は許してくれていると信じたい。